近い未来、イヤホンをつけるだけで相手の言葉が翻訳されて耳に届く。
そんな「ほんやくコンニャク」みたいな世界が、本当に始まろうとしています。
最新の iPhoneとAirPodsシリーズ を組み合わせると、会話をリアルタイムで翻訳してくれる「ライブ翻訳」機能が使えるようになります。
相手の言葉は翻訳音声としてイヤホンに届き、自分が話す言葉はスマホ画面に翻訳された文字で表示される仕組みです。
仕組みをざっくり説明すると…
✅ 相手の言葉を聞く
たとえば英語で話しかけられると、iPhoneがその場で翻訳。
→ 翻訳された音声がAirPodsから流れ、自分の耳で理解できます。
✅ 自分の言葉を伝える
たとえば日本語で話すと、iPhoneが翻訳し、その結果を画面に文字で表示。
→ その画面を相手に見せれば、内容が伝わります。
つまり――
「聞くのは耳(AirPods)、伝えるのは目(iPhone画面)」 という新しい体験です。
まさに「ほんやくコンニャク」の世界が現実に🍬✨
👥 さらに相手もAirPods(第2世代以降対応モデル)を使っていれば、
お互いの言葉がリアルタイムで翻訳され、それぞれのイヤホンに直接届きます。
画面を見せ合う必要すらなく、まさに「耳に貼り付けるほんやくコンニャク」状態です。
対応言語
- 最初から使える言語 英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語
- 2025年末までに追加予定 日本語、イタリア語、韓国語、中国語(簡体字/繁体字)
対応地域と制限
- 基本的には世界中で利用可能。
- ただし EU圏(Apple IDがEU設定の場合) と 中国本土 では利用できません。
- イギリスは制限対象外なので利用可能です。
こんな場面で役立つかも
- 旅行:海外のレストランやホテルでスムーズに注文・チェックイン。
- 観光地:訪日客への案内や接客がぐっと楽に。
- 学校や学習:語学学習や国際交流の場でサポート。
- 仕事:オンライン会議や海外出張の場での会話に。
これまでのように「翻訳アプリを立ち上げてマイクに話す」必要はなく、イヤホンをつけるだけで自然に翻訳が働く。
これは大きな進歩といえます。
Lycoriasからの視点
Lycoriasでは、この技術を「都会のガジェット好きだけのもの」ではなく、地域や日常の現場にどう活かせるかを大切に考えています。
- 教育:子どもたちが海外の人ともっと気軽に交流できる。英語の授業や国際交流イベントで心強いサポートになります。
- 地域観光:多言語に対応できるスタッフがいなくても、観光地やお店でスムーズに案内が可能に。地域のおもてなし力を高めます。
- 小さなビジネス:輸出やインバウンド対応を考えるときの“言葉の壁”を低くし、専門の通訳を常に用意せずとも商談や接客が始められる。
難しい技術を知らなくても、「耳に入る言葉が自然に理解できる」だけで、できることは大きく広がります。
まとめ:必要な機器と条件
この機能を使うために必要なのは、以下の環境です。
- スマホ:Apple Intelligence対応モデル
- iPhone 15 Pro / 15 Pro Max(A17 Pro 搭載)
- iPhone 16シリーズ(全モデル対応)
- iPhone 17シリーズ(全モデル対応予定)
- イヤホン:
- AirPods Pro(第2世代)
- AirPods Pro(第3世代)
- AirPods 4(ノイズキャンセリング対応モデル)
- OS:iOS 26 以降(Apple Intelligence対応環境)
📝 最後に
このライブ翻訳は「AIを使えるiPhone」専用の体験です。
今すぐ試すのは難しい方も多いかもしれませんが、次の機種変更で自然と手に入る未来の機能だと思うと、楽しみがぐっと広がりますね。
参考サイト
もう少しわかりやすくnoteに記事をあげてます。

9月のAppleのイベントです。発表の最初の方にAirPods Proでライブ翻訳の場面あるのでみてみてください

ギズモードでも「ほんやくコンニャク」 かつての未来が現実に
